流行りの餃子テイクアウト専門店を開業。外食店ははじめてのチャレンジ。
中華製造メーカーと縁があり出店することを決定。餃子のテイクアウト専門店であるということ以外何も決まっていない状態からスタートし約1年かけて開業
開業までのお悩みと解決方法
開業までのお悩み
はじめての経験する外食店の開業だったので、わからないことの方が多かったが大きくは以下のようなお悩みが
・冷凍餃子の無人販売店がいろいろなところで出来ているが、同じ様な店にした方がいいか?
・餃子テイアクトのお店はどんな場所に出店したらいいだろうか?
・餃子は何個入りを、いくらで販売すればいいか?
・オープン販促は何をすればいいか?
お悩みの解決方法
お悩みは多岐にわたっていましたが、まずは一番大切な部分、
▶「冷凍餃子の無人販売店がいろいろなところで出来ているが、同じ様な店にした方がいいか?」について一緒に検討を開始。
競合の多いレッドオーシャンの中に飛び込むのではなく、お客様にとって「選ぶ理由」の伝わりやすい店にしようとコンセプトを設計。結果「愛知県産の地産地消食材を使った生餃子を焼きたてで提供する」というコンセプトが出来上がりました。
▶「餃子テイアクトのお店はどんな場所に出店したらいいだろうか」
メインターゲットを「中学生くらいまでの子どものいる共働きの主婦」とし「忙しくて夕食のおかずはテイクアウトにするけど、餃子なら栄養のバランスもいいし子ども達も喜んでくれるから大丈夫」というシチュエーションをイメージ。家の近所や会社帰りの利用しやすい立地(住宅あり・車でも買いに来やすい道路沿い)を探すことになりました。
▶「餃子は何個入りを、いくらで販売すればいいか?」
昭和区に物件が決まり販売個数と売価を一緒に検討しました。当初商圏と考えていた物件から半径1kmの商圏調査を弊社で取り寄せると以下のような特性があった。
世帯構成 | 単身世帯 | 夫婦のみ | 夫婦と子供 |
商圏内 | 51% | 16% | 21% |
愛知県 | 33% | 26% | 18% |
商圏内は単身世帯が半分だったことから、サブターゲットに「会社帰りに餃子をおかず・お酒のつまみを買う単身者」を設定。
販売単位を6個・12個にし、お店で焼きたてを提供することから競合店よりも高めの価格設定でスタートすることになりました。
▶オープン販促は何をすればいいか?
日本人にとって餃子はとても食べ慣れた日常食であるため、食べてもらえば味の違いはわかると考え、商圏内の人に「まずは食べてもらおう」という方向性で販促計画を策定しました。
・大家さんの知り合いの近所の方を紹介してもらい「餃子6個お試し券」を配布
・開業準備中の期間は店の前で立ち止まっている方に「餃子のテイクアウト店が出来るので」と6個お試し券を配布
・開店3日前に商圏内に開店販促チラシ(6個お試し券付き)を約10000枚ポスティング
今後の展開
開店後、ポスティングした「6個お試し券」は1%あれば成功といわれる回収率を大きく超えるものとなりました。また、「6個お試し券」だけを利用した人の割合は約30%で残りの人は6個入り、12個入りを一緒に購入するなど売上貢献にもなった。
今後の課題としては、電話予約を受けるのがオペーレーション上とても煩雑なのでWeb予約システムの利用を促進していく。