コロナ禍での開業、居酒屋・カフェでの店長経験を活かし自分自身でお店をやってみたい!
開業しようと決意を決めてから、新型コロナウイルス感染拡大の影響で店舗の物件探しは難航。飲食店の今後の在り方や流れなどをじっくりとみて、触れて、考える時間はあったので、現在の店舗のコンセプトを固め、開業することができました。
開業までのお悩みと解決方法
開業までのお悩み
現在の物件の仮押さえをしてから、金融機関から借り入れをするための創業計画書の作り込みに着手。開業の動機や取り扱い商品、セールスポイント等は、時間をかけて考えていたため、創業計画書の記載は順調に進んでいました。ただ記載していくにつれて、以下のようなお悩みが出てきました。
① 自己資金と金融機関からの借入のバランスが適切かわからない
② 運転資金の考え方がわからない。
③ 事業計画書の数値は概ね自分で埋めてみたが専門家の方に観てもらいたい
お悩みの解決方法
不動産会社からの紹介で、マルト水谷の公認会計士による無料の事業計画作成相談を知ったとのこと。
マルト水谷の営業担当者を通じて、最初は電話にて開業時期等の確認をさせて頂きました。程なくして実際に面談を実施し、1時間程かけて創業計画書の作り込みを一緒に行いました。
① 自己資金と金融機関からの借入のバランスが適切かわからない
ご自身の調べでは飲食店を開業する際に、金融機関から借入を行うにあたっては総投資額の3割の自己資金が必要であるという認識でした。もちろん総投資額の3割は自己資金で賄っていることが望ましいですが、その水準がなければ融資を受けることができないわけではありません。そのことを店舗オーナーと話し合いをし、自己資金で賄う部分と金融機関から借入を行う金額のバランスを決定しました。
② 運転資金の考え方がわからない
上記のバランスの兼ね合いから、総投資額の3割を自己資金で賄うことを実践しようとすると、運転資金の確保が非常に短い期間となってしまうことが想定されました。運転資金の確保が短期間だとコロナ禍での開業としては不安が残ります。店舗オーナーと相談した上で、運転資金を数か月間確保できるように、金融機関からの資金調達額を決定し、融資を受けることができました。
③ 事業計画書の数値は概ね自分で埋めてみたが、専門家の方に観てもらいたい
前職で店長経験もあったことから、売上の数値の算出方法(客席数×回転率×客単価)は問題なく作成されていました。経費項目に関しては、おおよその数値で記載されていました。他の飲食店の実際の経営数値の比較や発生する見込みの経費項目の洗い出しを店舗オーナーと実施し、創業計画書に記載すべき数値の案を作成していきました。
今後の展開
コロナ禍での開業ということもあり、県からの時短要請等がある期間が長く続きましたが、Instagram等のSNSを利用し、地道にリピーター顧客を増やすことができています。まずは事業計画で想定している1年後の売上高・利益を目指して店舗運営に取り組むとのこと。