2022年5月に開催されたマルト水谷主催の「FOODNAVI2022」では、飲食店のインボイス対応解説のセミナー、および、飲食店でのデジタル導入支援として、マルト水谷独自開発のPOSレジ「mAIpos(マイポス)」について、ご紹介しました。
本記事では、その中でもIT導入補助金の概要と、補助金の試算方法、mAIpos(マイポス)について、簡単に説明しています。
「うちの店は手作業で伝票集計だし...レジも古いものでインボイス対応はできていないなぁ」
「モバイルPOSレジに興味があるけど、端末やその他の備品を購入すると、意外と高いなぁ」
このようなお悩みがある方は、ぜひ本記事をお読み頂き、この機会にIT導入補助金を活用して、インボイス対応のPOSレジ導入を検討してはいかがでしょうか?
<目次>
1.IT導入補助金について
2.2022年度IT導入補助金「デジタル化基盤導入類型」の概要とそのポイント
3.「デジタル化基盤導入類型」の試算例
4.最後に
5. おまけ
1.IT導入補助金と「デジタル化基盤導入類型」
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。
今回は、その中でも飲食店のインボイス対応のために、お使い頂けるIT導入補助金「デジタル化基盤導入類型」について、説明します。
POSレジやタブレットPOSも対象!インボイス対応の新設枠「デジタル化基盤導入類型」
2022年度のIT導入補助金には通常枠(A類型、B類型)、デジタル化基盤導入類型、複数社連携IT導入類型の4つの対象枠があります。
中でも、2022年度IT導入補助金で新設された、デジタル化基盤導入類型は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者等を支援するとともに、インボイス制度への対応も見据えつつ、企業間取引のデジタル化を強力に推進するため、「通常枠」よりも補助率を引き上げて優先的に支援することを目的としています。
2023年10月から始まるインボイス制度への対応などに活用でき、POSレジ、タブレットPOSレジも対象となります。
2.2022年度IT導入補助金「デジタル化基盤導入類型」の概要とそのポイント
POSレジの導入で利用できるIT導入補助金「デジタル化基盤導入類型」の概要について説明します。
補助対象者
中小企業・小規模事業者等であること。
※詳細は、IT導入補助金HPの「補助対象となる事業者 デジタル化基盤導入類型」をご覧ください。
補助対象経費
ソフトウェア購入費、クラウド利用料、導入関連費、デジタル化基盤導入類型は左記に加えハードウェア購入費が対象となります。
以下がデジタル化基盤導入類型の補助対象経費と補助率となります。
出展:[IT導入補助金2022](https://www.it-hojo.jp/overview/)
● デジタル化基盤導入類型のポイント
ポイント①
補助額5万円~50万円以下(補助率3/4)、補助額50万円超~350万円(補助率2/3)
対象となるITツールは限定されますが、インボイス対応のPOSレジであれば、補助率が最大3/4と通常枠より拡充されています。
ポイント②
PC・タブレット等のハードウェアにかかる購入費用も補助対象!
※タブレットPOSで、ハードウェアの補助対象となるには、ITツール(ソフトウェア)+ レジ本体(タブレット)と合わせて、プリンタ・ドロア最低一つの購入が必要になります。
ポイント③
クラウド利用料を最大2年分補助、導入時の費用も対象!
2年分のクラウド利用料、導入時のセットアップなども補助対象になっており、導入に必要な費用にまとめて活用することができます。
●注意点
・交付決定前に契約、導入等を行い、それに伴い発生した経費は補助対象となりません。逆に言えば、交付決定後の購入になりますので、リスクは抑える事ができます。
・IT導入補助金に申請期限があります。申請期限をご確認の上、お早めにご準備ください。
・事前に準備として、「gBizIDプライムアカウント」の取得、「SECURITY ACTION」を実施が必要になります。取得には、1~2週間程度かかります。
・IT導入補助金申請時には、以下の書類が必要となります。
法人:①履歴事項全部証明書、②法人税の納税証明書(その1またはその2)
個人:①運転免許証または運転経歴証明書または住民票、②所得税の納税証明書(その1またはその2)、③所得税確定申告書B
3.デジタル化基盤導入類型の試算例
では、具体的にIT導入補助金を活用すれば自己負担額はどうなるか、マルト水谷が提供しているタブレットPOSレジ 『mAIpos(マイポス)』 の料金を例に計算してみましょう。
◆補助金試算例
ITツールとして、mAIposハンディプラン
ハードウェアとして、iPad1台、レシートプリンター1台、キャッシュドロア1台を使用する場合
ITツール合計:203,920円
内訳
・サービス加入料: 30,000円
・サービス利用料: 65,460円/年 × 2年 = 130,920円
・導入時設定費用: 43,000円
ハードウェア購入費合計: 82,500円
IT導入補助金想定額: 203,920円×3/4 + 82,500円×1/2 = 194,190円
実質負担額:92,230円
上記は、あくまでも試算になりますので、実際の導入検討の際には、補助金シミュレーターをご利用ください。デジタル化基盤導入類型の補助金申請可能額をシミュレーションできます。
IT導入補助金HP 補助金シミュレーターはこちら
4.最後に
いかがでしたでしょうか。IT導入補助金の申請には、申請要件・必要書類等もありますので、しっかり確認しておくことも必要になります。
しかしながら、申請要件さえ満たせば、お得にインボイス対応できる可能性がありますので、この機会にお早めに対応頂くことをおすすめいたします。
5.おまけ
mAIpos(マイポス)について
マルト水谷でもIT導入支援事業者として、IT導入補助金2022の対象ツールであるタブレットPOS『mAIpos(マイポス)』をご紹介しております。
『mAIpos(マイポス)』とは
飲⾷店に必要な機能を厳選したマルト水谷オリジナルのPOSレジアプリです。
<特徴>
1.飲食店様特化のシンプルな操作性
2.ハンディの利用料が月額6,000円/店
※初期費用・機材代は別途必要になります。
紙伝票を利用しているお店では、mAIposハンディ導入して頂くことで、会計時の伝票からのレジ打ち、営業後の集計時間がなくなった事例もあります。
mAIpos(マイポス)についてのお問合せはこちらから